わきがは永久脱毛すると治るという噂は本当か?という疑問について解説します!
わきがは体質のひとつです。
決して病気ではありません!!
ただ、日本人は体臭を嫌う人種であるため、わきがの症状がある人は大きな悩みを抱えてしまう傾向があります。
わきがの原因は、アポクリン汗腺から出る汗によるものです。
アポクリン汗腺はわきや陰部、首、乳首など特定の場所に多く分布しますが、汗腺の数は生まれたときから決まっています。
わきがは遺伝の影響が大きいので、両親のどちらかがわきがである場合、遺伝する確率は高いです。
アポクリン汗腺から出る汗は、脂質やたんぱく質、アンモニアなどが多く含まれていますが、汗自体には臭いはありません。この汗が、皮膚にいる常在菌によって分解されるときに強烈な臭いになります。
では、わきがは永久脱毛すると治るという噂は本当なのでしょうか??
結論から言えば、本当ではありません。
永久脱毛してもアポクリン汗腺が減るわけではないからです。
永久脱毛することによって毛根がなくなり、毛が生えません。
それによって毛に雑菌や汚れが付きにくく、臭いが軽減することは考えられます。
しかしながら、臭いが軽減できる可能性はある、というだけで、わきがが治るという結論には至らないのです。
わきがを完治するためには、アポクリン汗腺を除去する方法が有効です。
切開手術、またはマイクロウェーブによる感染の破壊といった方法です。
また、永久脱毛するとわき汗が多くなった、と感じる人はいます。
これは、毛がなくなったことによって汗が流れるときの抵抗力がなくなってしまうからです。